今回は、30代前半会社員(男)さんが、都内を移動するために購入したヤマハの電動アシスト付きロードバイクYPJ-Rを使って感じたメリット・デメリットをご紹介してみます。YPJ-Rの利点は、1.どこまでもスイスイと走れるような気分になれる、2.速度情報がすぐにわかる、3.トリコロールのカラーリングがカッコいい、等があり、逆に欠点は、1.バッテリーの保ちが悪く大きすぎる、2.コンピュータの盗難が心配、等があったそうです。
ヤマハのアシスト付きロードバイクYPJ-Rとの出会い
2016年10月に発売したヤマハの電動アシストロードバイク、YPJ-Rを2017年に購入し、一定期間使用したので、良い点・悪い点についてレビューしたいと思います。
使用者である私自身は、都内在住の30代前半男性であり、毎日同じ会社に通勤するのではなく色々な現場に出向く業種であること、休日はなるべく外に出て、アウトドアを楽しむスタイルであるという前提でお話しいたします。
購入した当時、私は二輪免許を持っておらず、原付にも乗ったことがなく、なんとなく「バイクは怖い」という先入観からか、自動的に電動アシスト自転車の中から自分のライフスタイルに合うであろう車種を探していました。
そんな中発売されたのが、このYPJ-Rで、普段クロスバイクで都内を移動していた私にとっては、渡りに船といった具合で、すぐに購入を検討しました。
なかなかの金額でしたが、夏のボーナスも入った直後でしたし、えいっという気持ちで、二子玉川のモトベロで購入。
ヤマハYPJ-Rのメリット
1.どこまでもスイスイと走れるような気分になれる
まず感じた1つ目のメリットは、「誰かに後ろから押されているような感覚」でどこまでもスイスイと走れるような気分になれたことです。
私は電動アシスト自転車自体が初めてでしたので、他の車種と比較した時に、どの程度の違いがあるのかはわかりかねます。
ただ、それまで乗っていたクロスバイクとは、全く違う乗り物だとすぐに理解しました。
東京都内は、とにかく坂が多く、行きはヨイヨイ帰りは怖いという状況に、いつもうんざりしていました。
YPJ-Rは、そんな坂道でこそ本領発揮とばかりにぐんぐん進みます。
2.速度情報がすぐにわかる
メリットの2つ目は、サイクルコンピュータが付属するため、普段あまり意識していなかった速度情報がすぐにわかることです。
これは地味なポイントですが、「時速何キロで走っているのか」がわかるのは仕事で自転車を使う人間としては重要です。
自転車通勤の良いところは、車のような渋滞にハマることもなければ、電車のような予期せぬ遅延にも巻き込まれないところだと、私は考えていますが、ある程度一定の速度で走ることができる自転車という移動ツールのアドバンテージを最大化するためにも「今自分は、時速何キロで走っているのか」を認識するのは、必要事項と言えます。
3.トリコロールのカラーリングがカッコいい
3つ目のメリット、というよりも、これは完全に好みの問題ですが、トリコロールのカラーリングがカッコいいのです(笑)
私が購入に積極的になれた要因のなかで、見た目のかっこよさというのは、決して小さくないものでした。
日常的に使うアイテムには、自分が愛着を持てるかどうかという目線は不可欠です。
幸福を感じる時間が多いほど人生の満足度が上がると考えているからです。
と、メリットを挙げてきましたが、初めての電動アシスト自転車、気になる部分が、いくつも見えてきました。
ここからは、マイナス要素のレビューとなります。
ヤマハYPJ-Rのデメリット
1.バッテリーの保ちが悪い
まずデメリット1、バッテリーの保ちが悪い。
坂道ぐんぐんに感動したのもつかの間、初めて仕事で12km先の現場に乗って行ったときに早速感じたデメリットがこれです。
とにかく電池の減りが、激しいのです。
YPJ-Rには、複数のモードがあるので、省エネモードにすれば当然電池の減りはセーブできます。
ただし、これでは電動アシスト自転車を買った意味がないのです!
アシストされないのであれば、ただの重たい自転車です。
なので、この車種を使うからには、常にエネルギーは最大出力で使うのが筋であるからして、電池問題を解決するには、追加で予備バッテリーを買うしかないのです。
そして、このバッテリーも高い!
これが最大にして最悪のデメリットといえるでしょう。
2.バッテリーのサイズがでかい
デメリット2、バッテリーのサイズがでかい。
予備バッテリーが必要ということは、カバンの中にいつも入れておかなければいけません。
ただし、このバッテリー、非常にかさばるのです。
少食女子のお弁当箱2つ分くらいはあるでしょうか。
それを毎日持ち歩いて仕事にいく元気は、普通の人はないでしょう。
3.コンピュータの盗難が心配
デメリット3、サイクルコンピュータが盗まれたらオシマイ。
スピードメーターやバッテリー残量などを表示してくれる付属のサイクルコンピュータの素晴らしさは、メリットの項で述べたばかりですが、万が一、これを盗まれたら電動アシスト機能が使えなくなります。
まさにYPJ-Rの心臓部とも言えるパーツが、表にむき出しで、特に鍵もかからず溝にはめているだけなのです!
よって、降りてどこかに向かう時には、予備バッテリーと一緒に、これもカバンに突っ込む必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
走行性能、登坂性能については、抜群のパフォーマンスであると今でも私は思いますが、この車種に乗って楽をするトレードオフとしてカバンがパンパンになるというのが、デメリットとして大きすぎて、結果として私は半年も経たずに売却いたしました。
清水から飛び降りるつもりで購入しましたが、お別れはアッサリでした(笑)
やはり、まだ自転車通勤は自力で漕ぐしかないようです。