今回は、29歳会社員(男)さんが、バイク代わりの移動手段として購入したヤマハの電動アシスト自転車PAS CITY-Cについてのお話をご紹介してみます。電動アシスト自転車は発進時・低速時の加速感覚が普通自転車と異なるそうです。また、PAS CITY-Cは下り坂で高速走行時、車体バランスを取るのが難しいとのことです。

電動アシスト自転車生活

今年29歳の男性です。私が電動アシスト自転車を使って移動するようになったのは、5年ほど前になります。通勤・通院・買い物など、生活をするのに必要不可欠なものになっています。

電動アシスト自転車を使う前は、50ccバイクで移動していましたが対物事故を起こしてしまいバイクは廃車、私自身は手術が必要な骨折をしました。退院して自宅に戻ったら両親から「危ないからもうバイクには乗らないで」と言われてしまいました。

私は「そりゃ、仕方ないよな」と思いながら内心モヤモヤしていました。山に囲まれた地域に住んでいますので、非常に困った感覚と不安は、今でも思い出せます。

バイク代わりの移動手段として電動アシスト自転車

それから数日後になるのですが、突然母に連れられて近所の自転車屋(ユーショップミズノ)さんに行きました。私は、よく分からないまま同行しましたが、自転車屋さんに着いたら”赤くてカッコイイ”自転車が置いてあり「今の自転車のデザインは、こんなにカッコイイのか」と思いました。

そんなことを思っていると母から「買ってあげるね。バイクほどの危険性はないから移動手段に使って」と言われました。その自転車をよく見ると、バッテリーが搭載されていて、そこで初めて”電動アシスト自転車”だと認識しました。そして、その電動アシスト自転車が私の乗るものだと分かった時は、とても嬉しかったです。

電動アシスト自転車と電動自転車は別物

ちなみに、電動アシスト自転車と電動自転車という2種類のモーター駆動の自転車があります。私も電動アシスト自転車を使う前は、区別できていなかったのですが全く別物です。

簡単に区別するとしたら”ペダルを漕いでいる時にモーターでアシストしてくれる”のが、電動アシスト自転車。”ペダルを漕がないでモーターで自走する”のが電動自転車です。この電動自転車というのは、国産車がなく、更にバイクの免許を持っていない人が乗ると逮捕されます。

電動アシスト自転車は発進時・低速時の加速感覚が普通自転車と異なる

初めての電動アシスト自転車は、”YAMAHAのPAS CITY-C(PZ20CC)”で現在も愛用しています。約5年間、電動アシスト自転車を使ってみての感想は、乗り始めの頃は特徴性のある加速に慣れるまでが大変でした。

自分に合ったギアに設定し(PZ20CCは、3段階で私は低速でのアシストより、ペダルを踏みこんでスピードを出したい派なので”3速”に設定してます)ペダルを漕ぐと、普通の自転車とは違う加速性を感じます。

慣れるまでは少し怖かったですが、今では安心して乗っています。その加速性ですが、自分なりに説明しますと、発進時・低速時などでアシストしてくれます。

ですが、前述したように乗り始めは普通自動車の急速発進のような”グーン”という感覚が怖いと思います。と言っても加速性に関しては、実際に乗ってみないと分からない点もありますので、1つの参考程度になればと思います。

バッテリーが切れないように帰宅時はすぐ充電

そして、電動アシスト自転車はバッテリーが搭載されています。私は、ほぼ毎日乗っていますので、2日目にはバッテリーがほとんど無くなります。

走行中にバッテリー切れが起こると、そりゃもう大変です。何が大変かと言いますと、ペダルが重くなり、全然前進してくれません。押して帰るのにも苦労がありまして、バッテリーを積んでいるからか車体が重いです(それでも50ccバイクよりは軽いですが)。

バッテリー切れが怖いので私は、帰宅したらすぐにバッテリーを充電するようにしています。

PAS CITY-Cは下り坂で車体バランスを取るのが難しい

あと、今後乗り換えるとしたら気を付けたい点を挙げます。PAS CITY-C(PZ20CC)は、比較的長距離・そこそこのスピード感があって個人的には、問題ないのですが、下り坂を走行中の車体バランスを取るのが難しい(5年近く乗っていますが、制御が大変)です。

ネット上でも、ちらほらレビューを見かけますが、どうやら”設計上のブレーキ関連が原因”ではないかと私は思っています(ブレーキが不調という意味ではない)。

前述したとおり私は、スピードを出したい派なのですが、それでケガをしたら本末転倒です。スピードを出すからこそ体験できたので書かせて頂きました。こちらも参考になればと思います。

最後に、これから電動アシスト自転車を購入しようと思っている方へ。普通の自転車でも同じことが言えますが、車体のスペックを確実に理解した上で購入したほうが良いです。楽しいサイクリングでケガなどを負ってしまったら悲しいですから。