今回は、20代学生投資家(男)さんが、原付の代車として乗ったヤマハの電動アシスト自転車PASナチュラMについてのお話をご紹介してみます。電動アシスト自転車の乗り方として、アシスト力を最大限活かす乗り方、アシスト力を活かさない乗り方、の紹介。電動自転車は、急ブレーキ時に、ブレーキの効き具合に不安があるので、販売店での定期点検が重要だと感じたそうです。

ヤマハの電動アシスト自転車PASナチュラMに乗車

乗車した電動アシスト自転車は、ヤマハPASナチュラMです。

年齢:20代、職業:大学生兼株式投資家、性別:男性、居住地域:静岡県です。

電動アシストに乗車した理由は、現在使っている原付の整備が終わるまでの間に、代車としてYSP(ヤマハスポーツプラザ)から代車として支給されたから。

そして、ヤマハ発動機の株主として、電動アシスト自転車がどのような利点を持ち、ユーザーとして使ってみてどのような欠点があるのかを詳細に知ってみたかったから。

電動アシスト自転車はどこから借りたのか

私はYSPというヤマハ発動機の正規ディーラーから試乗と代車を兼ねてお借りいたしました。

正規ディーラー車のため、きちんとした整備が行き届いており、本来の性能をフルに発揮できるようにされている可能性が極めて高いからです。

電動アシスト自転車の乗り方のコツ

電動アシスト自転車は、小型の電動モーターで漕ぐ力をアシストする関係上、原付や乗用車でアクセルペダルやスロットルレバー(バイクのアクセルペダルのようなもの)を思い切り開けた時のような、グッと押される力が強く体に感じられます。

特に、2008年の道路交通法の改正により、アシストする力が二倍になった現在のモデルでは、グッと押される感覚もより強く感じられます。

ただし、このグッと押される感覚、つまりアシストする感覚に強い違和感を感じる人もいます。

そのため、このグッと押される違和感を少なくしたい方や、この押される感覚をずっと味わいたい方と乗り方が分かれてしまいます。

今回は、両方の乗り方を紹介したいと思います。

まず、違和感を少なくする乗り方。

これは単純明快に、強く力強く漕ぎ、アシストが介入しない時速24kmまで素早く上げていくことです。

こうすることにより、アシストする時間を短くすることができ、違和感の少ないアシストを得ることができます。

そして、変速ギヤを多用することにより、違和感のない自然な加速を得ることができます。

分かりやすくいうと、電動アシストが介入しないように走ることが自然な乗り味を作り出すことができる走り方であるということです。

反対に、アシストを最大限生かしたい。

つまり、バッテリーをガンガン使い力強いアシストをいつまでも感じていたい方の乗り方は、アシストに頼りたくない方の反対の事をすると、アシストを最大限生かした走り方にすることができます。

要するに、変速ギアは常に最高速ギアで(3段変速であれば3速)漕ぎ、力を入れずに軽く漕ぐことによって、電動モーターがアシストを自動的に最大限に調整してくれるので、原付に乗っているような鋭い加速感を得ることができます。

私はこのアシストを最大限発揮する乗り方が好みであるため、YSPでお借りした時も、このアシストを最大限生かす走り方で走っていました。

この走り方であれば、数十メートルだけですが、原付と同じぐらいの加速力を得ることも可能です。

電動アシストに関して留意すべきこと

まず、電動アシストに乗る際は、時速24km以下で走ることを前提に走らなければならない事が上げられます。

何故ならば、補助用の電動モーターが付いているにもかかわらず、ブレーキが通常の自転車用のブレーキが付いていて、減速や急制動(要するに急ブレーキ)でかなりの不安を感じる乗り物だからです。

上級モデルであれば、バイクに近いディスクブレーキ(ヤマハであればパスBrace)を装備したモデルもあるので、不安な方は、そちらを選ぶといいでしょう。

また、電動アシスト自転車は、バッテリーを使いアシストを得て走るものであるので、バッテリー管理や自転車の整備を徹底して行うことを頭に入れておいてください。

仕組み的には昔の原付(自転車に2ストロークエンジンをつけたもの)に近いものなので、整備を怠ると重大事故につながり大変危険な乗り物になります。

必ず販売店での整備を徹底してください。