今回は、60歳無職(男)さんが、自動車の運転が出来なくなったために借りたヤマハの電動アシスト自転車PASナチュラMについてのお話をご紹介してみます。電動アシスト自転車は坂道が平地よりも楽になる感覚があるそうです。また、電動アシスト自転車は遠くに行けるという達成感を生み出すそうです。更に、電動アシスト自転車に試乗できる場所がもっと増えると良いと思ったそうです。

ヤマハの電動アシスト自転車PASナチュラMを借りて試乗

60歳、無職、男性、愛知県在住。

パニック障害にかかってしまい自動車の運転が出来なくなりました。

買い物などの移動に自転車を使い始めたのですが、坂道が多くて困っていました。

知人が購入した電動アシスト自転車を借りる事が出来たので、性能を体感してみました。

電動アシスト自転車は坂道が平地よりも楽になる感覚がある

アシストの能力の高さには正直驚きました。

坂道が平地よりも楽になる感覚です。

アシスト機能を使うと従来の変速ギアであれば、ローに入れたのに速度はトップギアの様な感覚なのです。

手動の変速ギアの感覚で漕いだら、最初は上り坂で加速してしまったくらいです。

これについてはすぐに慣れることが出来ましたので、特に問題はないと思います。

坂道に差し掛かる直前にアシストをonにして、そのままゆっくり坂道を上る感じだとスムーズに運転できます。

加速をあまり意識せずにゆっくり運転するようにすると、坂道があっても平地と同等になる感触になります。

低速でアシストの効きがいいというのは、惰力が小さい時ほど効果のアップ度が高くなるという事なんですね。

高速で走っていれば、惰力が電動アシストの替わりになっている訳です。

電動アシスト自転車はあまりに楽なのでつい遠方まで行ってしまう

私の場合はまだ脚力がそれほど衰えていませんから、緩い坂道ならアシストを使う必要はないと思います。

将来的な事を考えれば、多用しないほうが脚力を落とさない為にはいいのだと思います。

使用頻度を落とせば走行距離はかなり伸ばせますから、バッテリー切れの心配もほとんどなくなります。

三日間でしたが、毎日30km走行してもバッテリーの心配は全くありませんでした。

心配すべきなのは充電を忘れる事なのだと思いました。

運転していて不具合は感じられませんでしたが、あまりに楽なのでつい遠くまで行ってしまう事がありました。

これまで坂道がどれだけ負担になっていたのかが良く分かりましたし、精神的にも枷になっていたようです。

この点に関しましても低速走行をすることであまり遠方まで行くのは防げると思います。

電動アシスト自転車は遠くに行けるという達成感を生み出す

電動アシスト自転車は思ったよりずっと高性能ですので、行動範囲を拡げるのにはかなり有効だと思います。

年齢や脚力に応じて使い方を制御すれば、体力の衰えを防止することも出来ますから幅広い年齢層で使用できそうです。

精神的にも、あきらめていたところまで行けるというのは達成感を産み出しますので、かなり効果が期待できます。

体力の為には徒歩もいいのですが、距離当たりの時間がかかり過ぎてしまい出来る事が限られてしまいます。

その点、電動アシスト自転車があればデメリットを全て解消出来るのが実感出来ました。

車で言えばターボの様なものなのでしょうが、使い方はあくまで補助輪的な考え方でいいのだと思います。

無理をするのではなく、出来なかった事が出来るようになるという発想ですね。

電動アシスト自転車に試乗できる場所がもっと増えると良い

今回、借り物で試乗した結果購入する意識が固まりました。

予想していたのとは違う部分がかなり分かりましたので、あとは工夫を考えていくだけだと思っています。

購入前に長時間の試乗が出来ると疑問がかなり解決されると思いますので、もし可能であれば是非乗ってみるのがいいと思います。

何軒かで試乗を申し入れしたところ、盗難が多いという理由で断られてしまいました。

販売店のほうで対策を講じてもらって、何とか試乗をもっとさせてもらえるように期待します。

例えばレンタカーの様なシステムを導入するとか方法はあると思いますので、何とか検討してもらいたいと思います。

脚力が衰えていない年齢層にも、使い方次第でこんなにも有難いものになるのですからメーカーさん側からもアピールしたほうが良いのではと感じています。

初老の身には新しい楽しみとして十分な魅力を持ったものですから、ユーザー側から電動アシストを盛り上げたいと感じました。