今回は、30代会社員(男)さんが、子供の幼稚園送迎のために購入したヤマハの電動アシスト自転車パスキッスについてのお話をご紹介してみます。「電動自転車は重いのでスロープの上り下りが大変」、「バッテリーはよほどの距離を走行しなければ問題ない」、「電動自転車のブレーキが効きにくくなったが安価で交換できた」、「子供乗せ自転車のベルの位置は手が大きい人にとっては使いづらい」、などの情報が興味深いと思います。

子供乗せ電動自転車についての所感

関西在住、30代、男性、会社員です。

自宅周辺は坂道が多く、最寄のコンビニまで車で10分ぐらいかかる不便な場所です。

子供の幼稚園入園を契機に、送迎のため【YAMAHA PAS KISS 紫】を購入しました。

私も妻も電動自転車は初めてでしたが、最初にペダルを踏み込んだ瞬間「そら、オバサンでもあちこち出かけるわ」と二人で驚いたのを覚えています。

もともとマウンテンバイクに乗っており、悪路や坂道に特段の負担を感じていませんでしたが、所詮は人力。

何万もかけて購入した自慢の愛機が、子供を乗せた妻の電動自転車に悠々と並走される事態となりました。

但し、下り坂におけるアシスト機能は無用の長物にしかならないので、その時は電源を切れば普通に走れます(あまり良いやり方ではないかもしれないので、メーカーの人等に確認してくださいね)

子供乗せシートに荷物を載せると飛び出してしまう可能性がある

子育て真っ最中をアピールするデザインとなっていますが、同年代の男性が子供を乗せて楽しそうに走っている姿がどこでも見られるようになり、すぐに抵抗感はなくなりました。

子供が大きくなればシートを撤去してカゴに付け替えられる等、長く親しめる仕様になっており、それなりの価値はあると思います。

子供を乗せないときはシートをカゴ代わりに使えますが、サスペンションがよく跳ねるので、軽い荷物であれば飛び出してしまうかもしれません。

実際、私も2度ほど経験し、アイスクリームやアボカドが道路に転がって行きましたので、荷物は固定するかカバーをかけることをお勧めします。

電動アシスト自転車は重いのでスロープの上り下りが大変

当初は子供の送迎目的でしたが、ここ最近では私の駅までの足を兼ねるようになりました。

ただ、駅前駐輪場が地下にあり、押し歩きでスロープの上り下りが必要なのです。

下りではしっかりとブレーキをかけないと自転車が先に下りていきますし、特に押し歩きで上がる時に重いのがネックになっています。

女性や高齢の方でも対応できるでしょうし、実際にたくさんの方が利用されているので問題と言えるレベルではないかもしれませんが、ママチャリやマウンテンバイクよりは明らかに重いと考えて頂いて差し支えないと思います。

バッテリーはよほどの距離を走行しなければ問題ない

バッテリーについては我が家の用途・頻度では何ら問題は起こっていません。

満充電での走行可能距離は概ね30㎞少しなので、よほど往復距離が長い等の事情がなければ事足るのではないかと思います(バッテリーなしの走行はちょっとしたトレーニングになります)。

数時間の充電でも10㎞以上は確保できますが、満を持して挑みたいのであれば寝る時に充電→朝にセッティングが望ましいかもしれません。

電動自転車のブレーキが効きにくくなったが安価で交換できた

定期のメンテナンスは拭き上げと注油ぐらいで、特に何もしていません。

隅々まで綺麗にしたい私にとっては特にカゴ付近の構造がゴチャゴチャしていて拭きにくいのがネックですが、フレーム部分を拭くだけでも全体が引き締まって見えますし、致命的な問題にはならないかと。

トラブルと言えばブレーキが効きにくくなったことです。

購入店(ダイワサイクル)に持って行ったところ、子供を乗せる場合は特に自重が増えてパットが消耗しやすくなるとのことでしたが、¥1000以内ですぐに交換してもらえました。

子供乗せ自転車のベルの位置は手が大きい人にとっては使いづらい

改善してほしい点は、ハンドルとほぼ一体化されているベルです。

グリップ部分が体感的に短いのですが、私は手が大きく、度々接触します。

それだけなら良いのですが、用事もないのに「チーーン!」と鳴らしてしまうことがあります。

メインターゲットは子育て主婦でしょうからやむを得ないでしょうし、実際、妻は使いやすいと話しているのでメーカーの思惑としては成功なのでしょうが、手の大きいオッサンが困っているという希少事例もあるという事実があることも、心のどこかに留めておいて頂ければ幸甚です。