今回は、40代自営業(男)さんが、坂上りがきついので近所の店で購入したヤマハの電動アシスト自転車PASナチュラMについてのお話をご紹介してみます。バッテリー節約のコツは、「特に待ち時間の長い交差点ではスイッチをオフにする」「長い下り坂もスイッチをオフにする」だそうです。電動自転車の魅力は、「マイペースで乗って、自身の行動範囲を広げることで、新たな出会いや発見がある。」ことだそうです。

坂上りがきついので近所の店でヤマハの電動アシスト自転車PASナチュラMを購入

YAMAHAのPAS ナチュラMに2年ほど乗っている40代男性です。東京都在住で、普段の移動手段として自転車には学生時代から乗り続けていますが、それまではどちらかというと「電動自転車はママさんが乗るもの」という意識があって敬遠しておりました。

電動自転車を購入したきっかけは、同じ都内で引っ越した先が世田谷の坂の多い街で、さすがにそれまでの自転車ではきついと感じたためです。40代になって体力が落ちてきたのも理由の一つですね。ちなみに仕事は自営業なので出勤はありませんが、スーパーへの買い出しやランチで毎日10kmは走行しております。

購入に際しては、ネット通販よりは割高でしたが、すぐ近所にある吉野サイクルという自転車店で購入しました。理由は、なにせ初めての電動自転車であり、試乗やアドバイスを受ける機会が欲しかったこと、また今後のメンテナンスも期待してのことでした。

実際に店頭で試乗し、バッテリーの管理のポイントや乗車の際のアドバイスをもらえたことは大きなメリットだったと思います。また、1回だけ乗車中に異音を感じ、立ち寄った際には数分で無料メンテナンスをしてもらえ、やはり自転車は近所の店舗で買うべきだと改めて実感しました。

電動アシスト自転車は最初の漕ぎだしの感覚が普通の自転車と最も違う

実際に電動自転車に乗りはじめると、最初のペダルの踏み出しの際のアシストには慣れるまで若干の違和感をおぼえると思います。非電動の自転車なら一番強く踏み込まないといけない瞬間だと思いますが、そこがふわっと踏み込める感じで、とにかく軽いためです。

仮にそこで片手でハンドルを握っていたり、腰を浮かせてこいでいたりすればバランスを崩すこともあるでしょう。とにかく、滑り出しが普通の自転車ともっとも違う瞬間なので気を抜かないことです。電動自転車で転んだという人はたいていこの踏み出しでバランスを崩しています。

バッテリーの充電と節約方法

バッテリーについてはフル充電で25kmほど走行するとのことですが、二日に一度充電しているのでだいたいカタログスペック通りだと思います。2年たった現在も特にバッテリーの劣化は感じません。

また、一昔前の充電池のように完全に使い切ってから充電する必要も特にないと思います。自分はバッテリー残量3割程度になった段階で、すぐにバッテリーを外して充電していますが、それで特にバッテリーの持ちが悪くなった実感はありませんから。

バッテリーを長く持たせる上で行っている工夫ですが、自分の場合は「特に待ち時間の長い交差点ではスイッチをオフにする」「長い下り坂もスイッチをオフにする」のを心掛けています。小さなことですが、これだけで3kmくらいは稼働距離が延びる気がしますね。

電動アシスト自転車のデメリット、役に立つ人、人気の理由

電動自転車はモーターやバッテリーがそれなりに重量があるため、本体の重量は普通の自転車よりずっと重く感じます。途中でバッテリーが切れてしまうと何かの罰ゲームかと思うくらいペダルが重くなるので、バッテリーの残量把握は常に行っておくべきですね。

それから、電動自転車はその構造上、時速24km以上になるとアシスト機能が働かなくなるため、そのスピード未満でマイペースで走る乗り物だと言えます。自分のように買い出しや「二つ先の駅の近くのそば屋にランチに行く趣味」のために乗る人にはオススメですが、ロードバイクのように疾走感を求める人には向いていないでしょう。

電動自転車に乗り始めて2年ですが、最近は自分のような中高年男性はもちろん、大学生でも普通に電動自転車に乗る人が目につくようになった気がします。バイクのように駐車スペースを気にする必要がなく、気軽にタウンユースに使えるという点が評価されている理由のように思います。あと一つ、電動自転車の魅力を付け加えるなら、自身の行動範囲を広げることで、新たな出会いや発見があることですね。