今回は、30代専業主婦さんが、大して必要性を感じないが電動自転車がほしくなったために購入したブリヂストンの電動アシスト自転車アンジェリーノについてのお話をご紹介してみます。電動自転車は、走行している時は快適で楽とのことですが、一度傾くと体勢を立て直すのに腕力が必要とのことです。また、電動自転車で走行時にスピードの出し過ぎは事故の元なので、安全運転を心掛けた方が良いとのことです。
ママたちの評判から電動アシスト自転車に興味を持つ
関東の比較的アップダウンの多い地域に住んでいる30代専業主婦です。私が電動自転車を購入したきっかけや、乗ってみての感想をお伝えしたいと思います。
まず、私が電動自転車を購入したのは8年前、子供が幼稚園の頃です。購入したきっかけは、子供の幼稚園送迎に使いたいな、と思ったからです。とはいえ、子供の幼稚園は車送迎をしていたこと、幼稚園が山の上にあり、どの道を通っても急な坂道を上ることは免れない事を考えると、そんなに出番はなさそうではあったのですが、とりあえず近所の自転車屋さんを見に行ってみる事にしたのです。
何せ周りのママたちが電動自転車便利~♪と颯爽と走らせていましたから、興味があったのは確かです。
大して必要性を感じないが電動自転車がほしくなる
早速ご近所のママ友おすすめの町の自転車屋さんへ、ちょうど仕事が休みで家にいた夫を伴い向かいました。店長のおじさんがとても親切に自転車の事を説明してくれるし、アフターサービスがいいよ!というママ友のおすすめ通り、店長さんらしきおじさんが私の希望を聞いて、おすすめの自転車を何台か紹介してくれました。
私はこの時初めて知ったのですが、電動自転車にも、二人乗り、三人乗りがあるのですね。我が家は三人乗りを希望していたので、候補は絞られましたが、その中でブリヂストンのアンジェリーノを私はえらく気に入ってしまったのです。
正直、電動自転車ってどこのメーカーの物もある程度形は似たり寄ったりだと思うので、「えらく気に入った!」というより、どうしても電動自転車が欲しくなった!と言った方が正しいかもしれないですね。見てしまうとね、欲しい気持ちが倍増して大して必要性を感じていなかった物が、あったらすごく便利!!という気持ちに変わってしまうから不思議ですよね。
そんなわけで、暴走し始めたら止まらない私に、夫は「もう少し考えたら~」なんて言いながらも、もう止められないな、と思っていたことでしょう。
電動アシスト自転車は一度傾くと体勢を立て直すのに腕力が必要
その頃、人気の電動自転車は予約待ちが多かったので、すぐに持ち帰れることも購入に至った大きなきっかけになりました。学生の時以来の「自分の自転車」に気持ちも昂り、早速乗ってみると、嬉しくて何もしていないのにこれは便利だ~♪買って良かった!なんて思っていたことを思い出します。
しかし、電動自転車の危険性を知ったのはそれから数日後のことです。少しづつ運転に慣れてきていた私は、休日を家族でサイクリングに行くことにしたのですが、事件はその時起きました。前と後ろに子供を乗せていた私は、信号待ちから発進しようとした時にバランスを崩し、そのまま倒れそうになりました。
必死で踏ん張って堪えましたが、状態を立て直すことはできず、自転車を倒すしか方法はなかったのです。夫が気付いて戻ってきてくれたので何とかなりましたが、その時の子供たちの恐怖の顔は忘れられません。私もすごく焦りました。なんとかしなければ!と思っていても、あの重さはどうにもできませんでした。
話には聞いていましたが、電動自転車って、走っている時は軽いのですが、一度傾いた電動自転車はとにかくとても重くて、状態を立て直すのは簡単ではないんですね。信号の真ん中でなくて良かったと心底思いました。それからの私は、電動自転車で子供を乗せて車道を走っているママや、歩道ぎりぎりのところを走っているママを見ると、倒れないでね!といつも不安になるのでした。
電動アシスト自転車に子供を乗せてのスピードの出しすぎはもってのほか
そんな恐怖も少しづつ薄れていったある日、また事件は起きました。その時も電動自転車の前後に子供を乗せて運転していた私ですが、前から私と同じように電動自転車に子供を乗せたパパがすごい勢いでこちらに向かってきたのです。私はとっさに端により、自転車を止めました。
その次の瞬間、その電動自転車と歩行者がすごい勢いでぶつかったのです。後から思えば正面衝突ではなかったと思うのですが、スピードを緩めなかった電動自転車が、歩行者の買い物袋に引っかかった事で、歩行者が勢いよく引っ張られてしまい、自転車は自転車でひっくり返ってしまったのだと思います。
その状況を目の当たりにした私は、それからしばらく電動自転車に乗るのは控えました。マナーを守って乗れば便利な電動自転車ですが、時として大きな事故を起こしかねない危険な乗り物でもあると思います。
子供が犠牲になる電動自転車の事故が後を絶ちません。もう少し危機感をもって乗れば事故は減るのかな、と思っています。子供を乗せてスピードの出しすぎはもってのほかですね。