今回は、元大学生さんが、大学へ通学する時の坂上りが辛かったために購入したヤマハの電動アシスト自転車PAS-Cityについてのお話をご紹介してみます。電動アシスト自転車のメリットは、坂道走行で大活躍、時速20km/hぐらいまでは容易にスピードが出る、車体がふらつかない、小回りが利く、耐久性がある、ことで、デメリットは、駐輪ラックに入らない、バッテリー切れ時にライトが光らずとても重い、ことだそうです。
電動アシスト自転車は少ない力で動かせる自転車
「自転車」とひと口に言ってもたくさんの種類が出てきました。例えばホームセンターなどで簡単に手に入るいわゆる「ママチャリ」はもちろん、山道など路面状態の悪いところを走るときに向いている「マウンテンバイク」、競輪選手やツールドフランスなどの自転車レースでも使われる「ロードバイク」などです。今回はその中でも電動アシスト機能がついた「電動アシスト自転車」の話です。
電動アシスト自転車の特徴は自転車にバッテリーがついていることです。このバッテリーのおかげで運転する際、ママチャリなどに比べて少ない力でスピードを出すことができるということです。
しかし、原動機付自転車(原付)とは違い、ペダルを漕がなければ進むことができません。しかし、原付とは違い、運転免許が必要ないこと、排気ガスを出さないので環境にやさしいことなどから電動アシスト自転車を選ぶ人が増えています。
でも、価格が高いこともあり、なかなか購入に踏み切れないという人も多いのではないでしょうか。筆者が実際に電動アシスト自転車を乗った体験から電動アシスト自転車のメリットとデメリットについてお話します。
電動アシスト自転車を購入した理由は坂上りが辛かったため
筆者が電動アシスト自転車を購入したのは岡山に住んでいた20歳、大学生の夏でした。私自身が原付を含めて運転免許を持っていなかったこと、大学が山の上にあり女性の筆者では上ることがつらかったことが購入の決め手でした。
購入したのは黒いYAMAHA社のPAS-City、YAMAHA社の自転車は修理の際、部品をメーカー取り寄せしなければならないので、あまりおすすめしないと町の自転車屋で言われましたが、デザインに一目ぼれしてしまい購入を決めました。(本当はブリヂストン社もほぼ同じデザインの自転車を売っていたらしい)
筆者の通っていた大学は駅からは近いものの、キャンパスにたどり着くには箱根駅伝顔負けの心臓破りの坂を上らなければならず、この坂を電動アシスト自転車以外の自転車で一度も自転車から降りずに上り切れるのは体育会系サークルに所属する体力には自信あり!といった一部の男子学生だけ、それも先述のマウンテンバイクやロードバイクといった自転車を使った場合がほとんどでした。
電動アシスト自転車のメリットは坂道走行で大活躍・車体がふらつかない・小回りが利く・耐久性がある
そんな心臓破りの坂でしたが、電動アシスト自転車を使うと楽々すいすい上れるようになったのは電動アシスト自転車を購入して一番良かったことかもしれません。かなり急こう配の坂でしたが、上っているときもママチャリをゆっくりと漕いだとき程度のスピードは出るので車体がふらつくということもありません。
また、平坦な道が続く街中ではノーマルモードで平均時速15km、フルパワーにすると平均時速は20kmを超えるうえに小回りも利くので原付と同じ程度か原付より動きやすいので大学を卒業し、筆者も23歳になりましたが今でも特に壊れることもなく愛用しています。
同じPAS-Cityに乗っている友人は総走行距離数が1万kmを超えたそうですが、大きな不具合もなく乗っているそうです。(自転車は1000km前後乗ることが想定され、3000kmでも多いとされています)
電動アシスト自転車のデメリットは駐輪ラックに入らない・バッテリー切れ時にライトが光らずとても重い
しかし、車体の重量は30kg以上、車長もママチャリより長いので自転車を高いラックに入れるのは大変でした。また、駐輪ラックのサイズによっては車長が長すぎて収納できないこともあります。住んでいるアパートやマンションの駐輪場がラック式の駐輪場の場合は先に長さを測っておくといいかもしれません。
もちろん、小型の電動アシスト自転車もあるので電動アシスト自転車すべてがラック式の駐輪場に入れられないわけではありませんが、筆者が買ったYAMAHA PAS-Cityなど26インチ電動アシスト自転車は入れられないタイプが多いようです。また、自転車のライトはバッテリーと連動しているのでバッテリーが切れたときはライトを使うことができません。
夜間の走行は特にバッテリーの残量に注意が必要です。もちろん、バッテリーが切れるとアシスト機能は作動しないので、とても重くなってしまいます。これらのことからバッテリーの残量には注意し、ギリギリまで使い切るというよりは残りの走行可能距離数が10~20km程度になったら充電するとよいでしょう。
以上、電動アシスト自転車のメリット・デメリットでしたが、バッテリーを切らさなければ、とても快適に走行することができます。普段から自転車を主に使っている人には向いているといえるのではないでしょうか。