今回は、東京にお住まいの40代会社員(父親)さんが、保育園通園用に購入したパナソニックの電動アシスト自転車ギュット・アニーズについてのお話をご紹介してみます。三人乗り電動アシスト自転車への乗り方について、漕ぎ方のコツ、3人乗りの走り方、車体の重さ、意外な盲点、などいろいろと興味深いと思います。電動アシスト自転車での事故を未然に防ぐために、重要なことが書かれていますのでぜひお読みください。
三人乗り電動アシスト自転車の取り扱い上の注意点
東京在住の40代会社員、父親です。パナソニックの電動アシスト自転車ギュット・アニーズに乗っています。現在は、備え付け後部座席に6歳長男、増設した前部座席(yeppのシート)に3歳次男を載せています。どちらも体重制限ギリギリです。購入したきっかけは、長男が3歳の時、保育園への通園のためでした。親子3人乗りで電動自転車に乗るときのことを書いていきたいと思います。
自転車への乗り方について
子供が4,5歳になると、ひょいひょいと自分で後部座席によじ登ろうとするのですが、子供だけでは危険です。反対側から自転車を支えてあげないと、自転車ごと倒れます。なので、子供が登ろうとしているときに「待って待って!」と慌てて声をかけて、自転車をおさえることがよくあります。子供が「待って!」と言われる前に自分で待てるようになる頃には、後ろ乗りは卒業なのではないでしょうか…。
漕ぎ方のコツ
低速時ほど強くアシストが効きます。なので、慣れない頃は、漕ぎ始めは誰かが自転車を後ろから押しているような不思議な感覚でした。自分が思った以上に強く走り始めることになるので、歩行者などとぶつからないように注意が必要です。少し慣れて、アシストの力加減を体で覚えてしまえば、スムーズに走り始めることができます。
平地での巡行中は、特に電動アシストであることを意識することはありませんが、上り坂になると、アシストの威力発揮です。低速、ローギアほど力強いアシストを得ることができ、やはり後ろから誰かに押してもらっているような感覚で力強く坂を上ることができます。3人乗りで、子供が3歳と6歳ともなると、アシストがあっても結構重いですが、止まることなく坂道を登りきることができます。
3人乗りの走り方
法律的に認められた3人乗りですが、かなりの重量になるので、運転には注意が必要です。仮に、自転車30kg、子供(前)15kg、子供(後)20kg、漕ぎ手60kgとすると、125kgの物体が電動アシストを得て、それなりの速度で歩道や車道を走ることになります。このため、もっと速く走れるとしても、スピードは出すべきではありません。下り坂でもブレーキを効かせて、ゆっくり目の速度で走るべきです。これは、歩行者のためはもちろんですが、自転車に大切な子供が二人乗っていることを考えれば、なおさら大切な点です。
三人乗り電動アシスト自転車のデメリット
とにかく重い
前述のようにフル装備の総重量125kg、漕ぎ手なしでも65kg近くになります。このため、乗り始めの時に油断してバランスを崩すと、バイクのように立ちごけしてしまいます。子供二人が座席のベルトで固定された状態で自転車が傾いて倒れてしまうと、もはや漕ぎ手が自力で起こすことは困難です。
筆者は体重60kgある男性ですが、道で急角度の方向転換をしようとしたときに子供二人ごと立ちごけしてしまい、自力では自転車を起こせず、にっちもさっちもいかなくなってしまったことがあります。この時は、通りがかりの女性に助けてもらい、二人がかりで子供が固定されている自転車を起こしました。こういう危険を避けるために、駐輪場から完全に自転車を出してから子供を乗せる、急角度の方向転換をしない、といった点に気を付ける必要があります。また、子供には不測の事態に備えて、必ずヘルメットを着用させましょう。
意外な盲点
筆者のマンションの駐輪場は上下2段になっているタイプなのですが、自転車が非常に重いので、上段に収納することはほぼ不可能です。購入予定の方は、下段が空いていることを確認しましょう。また、筆者が住んでいるマンションの駐輪場では、下段に止めると、子供が乗る後部座席の背もたれが上段のレールに干渉します。このため、上段は使用できなくなってしまい、空きのままになっています。我が家では上の子のために子供用の自転車を購入したら、この上段に入れることにしようと考えていますが、このような点でも注意が必要です。