今回は、甲信越にお住まいの30代主婦さんが、レンタルサイクルで憧れの電動アシスト自転車に、初めて試乗したお話をご紹介してみます。ヤマハの電動アシスト自転車パスキッスミニに試乗して、普通の自転車とアシスト自転車の運転操作で異なる点のお話など、参考になるのではないでしょうか?

都心に住んでいた時電動アシスト自転車が欲しかった

甲信越の盆地に住む、30代主婦です。2年前まで都心に住み、家から駅まではバスを利用していました。家から駅までは坂道が多く、歩くのはもちろん自転車を乗るのも大変です。子供が産まれ、駅の近くの保育園に通うようになり、ママさん達が颯爽と電動自転車に乗る姿を見て、自分も欲しいと心の中で思うようになりました。

保育園に通うまでは、全く目に留まらなかった電動アシスト自転車、ママさんになり目線が変わったんだなと、実感しました。きっと電動自転車があれば、バスの待ち時間がなくなり時間短縮になる、荷物が多くても楽になるかなと、考えれば考えるほどいい事ずくしでした。何よりも坂道だらけの街だからこそ、電動自転車だと本当に助かるなぁと夢は膨らむばかり。

そして、子供が2人になり、上の子が「お友達みたく自転車で保育園に行きたい」と言い出した。「待ってました!」という気持ちで、主人に相談してみました。しかし、即却下でした。購入金額も高いし、2年後に田舎に引っ越すため、必要性がないということが大きな理由でした。でも、諦めきれずに説得を続けましたが、結局購入することなく、田舎に引っ越しました。

レンタルサイクルでヤマハの電動アシスト自転車パスキッスミニに試乗

引っ越し後は、車生活のため、自転車は不要の世界。ある日、近所の大きな公園に行くと、レンタルサイクルを発見しました。子供たちはサイクリングに食いつき、みんなでサイクリングをすることに。そこで、憧れていた電動自転車(ヤマハのPAS Kiss mini)もレンタルできるとのことだったので、何の迷いもなく、3人乗りの電動アシスト自転車を選びました。

その時は、子供も3人に増え、1番下の子(1歳過ぎ)を前に乗せ、真ん中の子を後ろに乗せ、3人乗りをする予定でしたが、まず1人で乗ってみたところ、ハンドルが重すぎて、自由に操作ができない事に衝撃を受けました。実は、電動自転車に憧れていただけで、1度も乗ったことがなかった私。

試運転をしては、「キャーキャー」言っている私を横目に子供たちは1人乗りの自転車をスイスイ乗り回していました。さすがに1番下の子は乗せないとサイクリングが始まらないので、緊張しながら、出発。出発するまでの不安と言ったら、尋常じゃありませんでした。転んだらどうしよう…その思いばかりでした。

数年前に見ていたママさん達は、颯爽と電動自転車を乗り、こんな不安そうに不安定な運転をしていなかった…と思い返しながら、必死の運転が始まりました。そして、疲労困憊の1時間のレンタルで学んだ事は、幾つかありました。

ヤマハの電動アシスト自転車パスキッスミニに乗ってアシスト自転車の運転方法でわかったこと

  • ハンドル操作 ハンドルが重いため、少しだけ動かすということが難しく、急ハンドルになりがち
  • ペダル操作  ペダルが重く、力加減が難しく、踏む力と加速の関係を把握するのが難しい
  • 車体の重さ  降りる時や駐輪する時、車体が重いため、バランスを取るのが難しい

などです。普通の自転車とは大きく違い、何をするにも難しいという事でした。

その後もレンタルサイクルを利用するようになった我が家、私は電動自転車を上手に乗りこなすために練習中です。慣れてくると、バランスを取ること、ペダルの力加減なども少しずつ分かるようになってきました。とは言え、やはりあの車体の重さはバランスを取るのが難しく、危ないなと思う事は多々あるため、今後メーカーさんの方で少しずつ改善していって欲しい思います。

きちんとした乗り方を理解しないと、事故を招く事があるとニュースなどで目にすることもあります。実際乗ってみて、納得すると同時に、便利な電動自転車なだけに安易に乗らず、きちんと乗り方を理解しないといけないと痛感しています。大切な子供たちを乗せて利用するとなると、親としては、余計に事故を起こさないようにしたいものです。