今回は、千葉県の窪地在住30代会社員さんが、登り坂対策のためにアマゾンのネット通販で購入した、三洋電機の電動アシスト自転車エナクルSRについてのお話をご紹介してみます。電動アシスト自転車に乗る秘訣は時速15~18kmを維持して、巡航速度を保つのが一番効率の良い乗り方であるというお話が大変参考になると思います。
千葉の窪地に引っ越し後、アマゾンのネット通販で三洋電機の電動アシスト自転車エナクルSRを入手
もう何年か前の話になりますけど。会社の転勤で現在住んでいる千葉に引っ越したのを機に、電動アシスト自転車を買いました。それまでは電動アシスト自転車に対して多少興味があったものの、ずっとごく普通の自転車に乗っていました。
一応車の免許は持っていて、実家住まいの頃は時々親の車を借りたりもしていましたが、就職して一人暮らしを始めると、全く車とは疎遠になって。いや、普通に駐車場借りるの高いですし。かと言ってバイクに乗るかというと、そこまで遠出するわけでもない。
あくまで日常の買い物など軽い用事の役に立てば、自分としてはそれでよかったわけです。……と思っていたんですが、引っ越した先の場所が微妙に窪地でして。東西南北、どちらに進んでも上り坂という、絶妙に嫌な地形に引っ越し、僅か一ヶ月で音を上げました。自分ももう三十代。いつまでも学生気分で坂道チャレンジなどしておれず、電動アシスト自転車の購入に踏み切った次第です。
当時は引っ越したばかりで地元のショップなどに土地勘がなかったこともあり、ネット購入することに決定。早速検索で色々商品を調べ、最終的に三洋電機の、27インチのエナクルSRを買うことにしました。決め手は単純に安かったこと。5万円そこそこでしたね。上でも書いた通りそんなに遠出をするつもりはなかったので、航続距離の長い上位車種を買うつもりは最初からありませんでした。
これが電動アシスト自転車初購入ということもあって、最初から高価なものを買って失敗するのも嫌だなぁ、という思いも当然あったんですが。配送料が安かったので(ちなみに1900円でした)、最終的にはアマゾン(Amazon)で購入。流石にAmazonさんで、ポチッと押してから二日後には家に電動自転車が送られてきました。
電動アシスト自転車に乗る秘訣は時速15~18kmを維持すること
自転車が来て、当然家の周囲を走り回りました。楽しかったですよ!そうやって乗っていて、直ぐに気が付いたのは「電動自転車と普通の自転車は、似ているようで全く別の乗り物なんだな」ということです。そもそも電動アシスト自転車って、急いでる時に乗る乗り物じゃないんですよね。
電動アシストの効く時速15~18kmくらいが一番楽チンで、それ以上の速度を出すとアシスト力が弱まって物凄く疲れます。アシストがなければ電動自転車なんか単に車重が重いだけのママチャリ以下な存在なわけで、結局電動アシストが最も効果を発揮する、ちょっと速めくらいの巡航速度を維持し続けるのが最終的には一番速いわけです。
立ち漕ぎもご法度。立ち漕ぎなんかしても、速度が出ないままただただ疲れるだけ。例え歩道橋の上り坂のような強烈な坂道であろうと、サドルに腰を下ろしたまま、一足一足ペダルを漕いでいくのが、最終的には一番ラクで、結果も伴います。とは言え、最初の頃は無駄に急いでペダル漕いで、無駄に疲弊したりもしていたんですけどね。例え会社に遅れそうになろうが、急がず慌てず、巡航速度を保つ。それが電動自転車に乗る際の秘訣です。
電動アシスト自転車に乗ると登り坂を平地と錯覚する?
勿論、購入動機である「窪地に住んでいて坂道がツライ」という用途に、電動自転車は絶大な効果を発揮しました。感動するというか、そもそも上り坂を登っていることに気が付かない。自転車に乗っていると、歩きでは気にしない程度の緩やかな上り坂でも結構きついものですが、電動自転車だと座ったままスイスイですからね。うっかりすると「あれ? 上り坂だと思ったけど、目の錯覚だったかな?」とか自分で思っちゃうくらい、違和感なくアシストが効いてくれるので。
引越し後の土地勘を養うためもあって、購入後二ヶ月位は、時間がある度に電動自転車に乗って周辺を走り回りました。自分が自転車で通った道を地図上でマーキングしていく、なんて遊びも当時はしていたのですが、これは土地勘が鍛えられ、ついでに地図が赤線で埋まっていくことにゲームっぽい達成感もあってでオススメです。
当時は新車だったエナクルSRも今では大分くたびれてきましたが、時々バッテリーを買い替えつつ、今でも不具合なく現役で使用しております。まあそろそろ、もっと航続距離の長い新種がほしいな、とも思っているのは事実ですが、エナクルSRを買ったこと自体に後悔はありません。いい買い物でした。