電動アシスト自転車のバッテリーは、最近では、リチウムイオンバッテリーが使われています。

iPhoneなどのスマホでも、リチウムイオン二次電池が使用されています。

電動アシスト自転車は、バッテリーを動力源として、ペダルを漕ぐ力を補助していますので、バッテリーを長持ちさせることは重要です。

リチウムイオンバッテリーを長期間使用するためのコツは何かを調べてみました。

100%充電状態まで、充電しない!


リチウムイオンバッテリーは、100%充電状態まで充電するとバッテリーの劣化が早くなるそうです。

充電し過ぎは良くないということです。

よくスマホの充電などで、夜眠る時にコンセントに差しっぱなしで充電して、朝まで放置し、100%充電状態まで充電してしまうことがあります。

私は、このようなことをよくしてしまうのですが、リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるためには、良くないそうです。

自動電源OFFタイマー機能が付いたコンセントを使うと、夜眠る時にコンセントに差しっぱなしで、朝まで放置しても大丈夫なのだそうですので、このような機能が付いたコンセントを購入することが、リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるコツかと思います。

リチウムイオンバッテリーは、充電量が30~80%の間で使用するとあまり劣化しないとも言われているそうです。

高温環境で使用しない!


電動アシスト自転車に使われているリチウムイオンバッテリーは、高温環境で使用するとバッテリー劣化が早まるそうです。

リチウムイオンバッテリーを使用するのに最適な温度は、20℃程度なのだそうです。

リチウムイオン電池を使用する許容温度は、45℃なのだそうです。

実際に、リチウムイオンバッテリーの劣化が早まるのは、夏だと思われます。

また、地域によってもあまり気温が高くならない地域に住んでいるのであれば、バッテリーが長く持つことが期待できます。

年間通して高温になる日が多そうな九州、沖縄などでは、バッテリー寿命が短いのでしょうか?

特に、夏の暑い日などに、車の中に入れて直射日光などを浴びせるとリチウムイオン電池の許容温度を越える可能性が高いそうです。

バッテリーが劣化してきますとバッテリーが自己発熱する場合もあるようで、そういった場合もバッテリーが更に劣化する要因になりそうです。

充電放電の回数を多くしない!


リチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返す程、バッテリーが劣化していくそうです。

最近の電動アシスト自転車のリチウムイオンバッテリーは、700~900回程度充電を繰り返すことが可能なのだそうです。

バッテリーが劣化するまでの充放電回数は、決まっていますので、充放電回数を少なくすることがリチウムイオンバッテリーを長持ちさせるコツということになります。

基本的に、坂を上ったり、重い荷物を運んだり、二人乗り、三人乗りなど電動アシスト自転車の動力補助が強い時に、バッテリーの減りが早くなると思いますので、そのような環境・条件で使用を控えるとバッテリーが長持ちしそうです。

また、電動アシスト自転車をエコモードなど電力消費が少ないモードで使用することもバッテリーを長持ちさせるコツと言えそうです。

後は、回生充電機能付きの電動アシスト自転車であれば、バッテリー消費が少なくなると考えられます。

電動アシスト自転車の本来の目的は、急激な坂を登ったり、重い荷物を運んだり、二人乗り、三人乗りなどを快適に行うことですので、あまりバッテリーの持ちだけを気にし過ぎると本末転倒になるとも考えられます。

バッテリー残量0%まで、使い切らない!


リチウムイオンバッテリーは、バッテリー残量0%まで使い切ると電池の持ちが悪くなると言われています。

私が調べた感じでは、「100%充電状態まで、充電する。」方が、リチウムイオン電池の劣化が早くなる可能性が高そうでした。

充電量が30~80%の間で使用するとあまり劣化しないという意見もありますので、バッテリーが空になるまで使い切るというのはやはりあまり良いことではないと考えられます。

低温環境で使用しない!


リチウムイオンバッテリーは、低温環境で使用すると劣化が早まるようです。

しかし、コチラについても「高温環境で使用する」方が、リチウムイオン電池の劣化が早くなる可能性が高そうでした。

年間通して低温になる日が多そうな北海道、東北などでは、バッテリー寿命が短いのでしょうか?

いづれにしても、リチウムイオンバッテリーを使用するのに最適な温度は、20℃程度なのだそうです。

まとめ

電動アシスト自転車の動力源であるリチウムイオンバッテリーを長持ちさせるコツは、個人的に、以下の順番で重要かと思います。

1.100%充電状態まで、充電しない!
2.高温環境で使用しない!
3.充電放電の回数を多くしない!
4.バッテリー残量0%まで、使い切らない!
5.低温環境で使用しない!

バッテリーが劣化する可能性が高い行為は、「100%充電状態まで、充電する。」、「高温環境で使用する。」、「充放電回数が多い」が他の項目より、バッテリーへのダメージが大きい行為だと考えられます。

この中で、自分で一番対策できそうなのは、100%充電状態まで、充電しない!ということです。

なので、重要項目一番に挙げています。

次に、充電放電の回数を少なくするという方が、高温環境で使用するより、自分で対策できるので、重要じゃないかと言われそうですが、充放電回数を少なくするというのは、エコモードで走ったり、バッテリー動力をなるべく使わないように走行することになりますので、本来、電動アシスト自転車を有効活用するのと真逆のことなので、順位を下げています。

電動アシスト自転車は、やっぱりアシスト機能があるから購入していると思いますしね。

4番目と5番目は、バッテリーが劣化する行為として、上位1~3番目よりもバッテリー劣化ダメージが少なそうであるということから順位を下げています。

4番目と5番目の違いは、自分で対策できるか?そうでないか?の違いです。

低温になることは、自分でコントロールするのは難しいと思いますので。

追記:外出時は、外の気温に左右されるため、高温、低温になることをコントロールできませんが、家の中でバッテリーを保管、充電する場合は、エアコンなどで室温を20℃近辺にすることでバッテリー劣化対策ができると考えられます。また、家でリチウムイオンバッテリーを保管することで同時に盗難対策になるとも考えられます。

P.S
リチウムイオンバッテリーは、スマホ、パソコンなどにも使用されていますので、スマホ、パソコンのバッテリーを長持ちさせるコツとしても使えるかと思います。

ですが、電動アシスト自転車のリチウムイオンバッテリーは、スマホ、パソコンのバッテリーより高額ですので、バッテリーを長持ちさせる対策はより重要であると考えられます。